初めに
今回は私が愛用している自動車用のスマホホルダーを紹介します。
ホルダーの磁石によってスマホをくっつけるもので、エアコン吹き出し口に取り付けるタイプになります。見た目は下写真をご覧ください。
スマホとの接触部分が横長の台形で広く、全面に合計12個のネオジム磁石が付いています。これよって強い力でくっつけることができ、車が揺れてもほとんど落ちません。用途もスマホ又はタブレットとしており、500gまでなら問題ないとのこと。
しかし、この製品の最大のメリットは磁石の強さではなく「吹き出し口にツメを引っ掛けて機械的に固定する点」にあります。
クリップ固定型とツメ固定型
吹き出し口に取り付けるタイプのホルダーによくあるのは、固定部分がクリップ型(吹き出し口のスリット部に挟み込む)で私も以前使用していたものがそれです。参考として商品リンクを置いておきます。
これらは、上からスマホを差し込むとスマホの重さ自体を利用して固定する機構を使用しており、外すことも非常に容易です。この固定機構を考えた人は天才だと思います。しかし、吹き出し口への固定はクリップ型のため、自動車の揺れや振動ですぐに外れてしまいます。なぜ外れるかというと、徐々にクリップ部が変形してしまうからです。
たぶんエアコンの温風、冷風が当たることでプラスチックが弱っていくからだと思います。最終的にはアヒルの口みたいになってしまい、うまくスリットを挟み込めなくなります。クリップの先端部にちょっとツメがあるとか、ゴム滑り止めが付いているとかは役に立たないでしょう。思った以上にアヒル口になります。
その点、 ツメ固定ならホルダーそのものが振動や揺れで落ちることはありませんし、変形して固定できなくなることもありません。スリット部に引っ掛けているので落ちようがないのです。固定も取り外しも簡単にできます。この固定方法の弱点は吹き出し口の形状によっては取り付けられないことです。
固定方法は吸盤型と両面テープ型もありますが、吸盤型は外れやすいですし、テープ型は位置変更やホルダーそのものの取り外しに難があるため、私はあまりお勧めしません。
エアコン風向きを変更できる
吹き出し口に取り付けるタイプで困った点は、ホルダーをつけるとエアコン風の方向を変えるノブを触れなくなってしまうことです。取り付け場所によってはノブが触れても操作範囲を制限する状況になります。クリップの長さによっては奥にある左右方向を決める羽に干渉するんですよね。
しかしこのWA16は違う。ツメでの固定であるため奥の羽に干渉することもないですし、ちょっとホルダーが浮くためにノブも移動範囲を制限しません。スマホ固定時でも左右方向の風向き変更ができます。ホルダー吹き出し口に付けた状態の写真がありますのでご覧ください。

吹き出し口とWA16の間に空間ができて、風向を変えるためのノブがフリーになっていることがわかると思います。
高さがあるメリット
吹き出し口から磁石面までの高さがそこそこあり、スマホを取り付けた状態でも吹き出し口付近にあるスイッチが触れます。
また、使っていて便利だなと思った点としてiPhoneのフェイスIDによるロック解除がしやすいことです。どういうことかというと、スマホとの距離が近いこととスマホをまっすぐ見れることがフェイスIDには必要ですが、WA16は高さがあるために顔とスマホの距離を縮めることができます。また磁石面は角度調整が可能なため、フェイスIDによるロック解除がしやすい配置にできるということです。
先ほどは側面からの写真ですが、今回は運転席から見たWA16です。

すこし顔を近づけないとロック解除できない場合とありますが、スマホをホルダーに付けたままスマホを見るだけでロック解除できると非常に楽です。もちろん運転中にスマホを見ることは事故の原因となるのでしませんが、停車中にツイッターやメール、各種通知の確認が簡単にできます。
磁石固定のメリット
ホルダーそのものの固定についていろいろ書きましたが、スマホとホルダーとの固定方法についても書いていきます。WA16は磁石固定ですが、クリップによる挟み込み、モータとセンサを使用した自動挟み込み、重力機構による固定と、固定方法は色々あります。
自動挟み込みは手が近づくと赤外線センサによって検知して、モーターよって挟み込み部が自動で開き、スマホを置くと自動で閉まる機構で、ハイテクっぽくて非常にわくわくします。しかし、挟み込みの場合はスマホを縦固定とするか横固定とするかをすぐ変更できない弱点があります。
無線充電付きのものが多いですが、私はUSB有線接続によるCarPlayを使うために無線充電は使いません。そのため、挟み込み式は個人的に無しかなと思ってます。そして重力機構はそもそも縦置きしかできません。
スマホの取り付け、取り外しが容易、縦付け、横付け自在、マグネットの強さによりますがスマホの大きさも選ばないなど、利便性と自由度が高い磁石固定が一押しです。
おすすめの理由が多い
磁石固定なので自由度が高い、エアコンの風向き変えやすい、高さがあるのでスマホと顔までの位置が近くできる、ツメ固定なのでホルダーが衝撃や揺れで落下しない、とメリットが他スマホホルダーと比べて圧倒的に多いのでWA16はおすすめです。
メーカーサイトを見てみると生産終了品らしく、現在店舗にある分しかないようです。購入される場合はお早めにどうぞ。
こんなでかくなくてよい、デザインごつすぎであれば、ツメ固定でマグネット式の条件であれば以下のものがあります。
スマホホルダーを使用するなら、落下に強く、接続が楽になるマグネット式スマホ接続ケーブルをおすすめします。ケーブルについてまとめたブログページに下リンクから飛べますので是非どうぞ。