初めに
バイクで長距離ツーリングをするとだんだんとお尻が痛くなってくるんですよね。若いうちはそれほど気にならなかったのですが年を取るにつれてしんどくなってきまして、ツーリングするのに気持ちを整えないといけなくなってきました。
このままではバイクに乗らない理由になりそうでやばいと思い、シートに追加できるクッションを探すことにしました。最終的にはコミネのメッシュシートカバーにハニカム状のゲルクッションの組みあわせが最高という結論です。
一応、でっかいプチプチみたいなエアクッションも試したのですが、正直これはゴミでしたのでそこんところも含めて書いていきます。
専用ゲルクッションが高い
まずは普通にバイク用のゲルクッションを探しました。下みたいなやつですね。
ちょっと値段が高い上にゲルシートが一枚もの。振動軽減効果はありそうですが、無いよりまし、くらいでしょうね。
エアクッションの発見
他に良いものが無いか探していたところ、ゲルでなく空気圧によるシートクッションを発見しまして、価格もゲルと比べて半額以下だったので即座に購入。
実は空気の圧クッションカバー、自転車用のものがmakuakeにて募集されており、バイク用は無いかなと思っていたので見つけたときは非常にうれしかったです。
エアクッションシートはゴミ
試してみたところ、空気圧の調整が非常に面倒なことと、もう一つ致命的な欠点がありました。それは金〇がすごく痛くなることです。〇玉が痛いんです。
どういうことかと言うと、まず1つ1つのふくらみ個別に空気を入れるわけではなく、下の画像のようにすべて空気の通り道があり、空気は一カ所から入れることですべての部分が膨らみます。

これに座るとどうなるかというと、お尻が接触している部分に体重の大部分がかかるので沈むのですが、体重がかかってない部分は膨らみます。割とパンパンになるんですね。
金〇近くの部分も圧がかからないんで当然膨らみます、パンパンに。これ、〇袋をかなり圧迫して痛いんですけど、バイクの振動をダイレクトに伝え始めるんです。
長時間乗ってられなくなります。長時間乗りたいがためのクッションで効果なしどころか逆効果。
私はスズキのGSR400に乗っているのですが、セパレートハンドルでない、普通のネイキッドタイプでこれです。前傾姿勢きつめのやつはほぼアウトと言っていいです。
辛うじてアメリカンタイプやクルーザーであればなんとか、でしょうね。それにしても空気圧の強さの調整が面倒なので、それなら普通のゲルクッションのほうがいいです。
私はエアクッションシートはゴミだと断定しました。
ハニカムゲルクッションシートの捜索
エアクッションがゴミであることが判明したため、次はハニカム構造のゲルクッションシートが無いか探しました。
実は自電車用のゲルクッションはAMAZONにあり、こちらは購入、使用済みです。大きな段差を乗り越える際の衝撃とかは無理ですが、振動そのものはかなり吸収してくれるので、平坦な道を走るときの疲れや痛みはかなり軽減してくれます。
このゲルクッションはちょっと大きいのでスポーツタイプのサドルには向きませんが、普通の自転車には大体合うのでかなりおすすめです。
自転車用のやつがあるし、バイク用のやつもあるだろうと結構探しましたが、結果無かったです。
ハニカムゲルクッションシートの創作
無いなら製品の組みあわせで作ってしまおうと考えました。いろいろ探した結果、もっとも楽にできる組み合わせはコミネのメッシュシートカバーにハニカム状のゲルクッションを挟み込むというものです。私は下の2つ商品を使いました。

値段は2つ合わせても5000円しません。普通のゲルクッションシートカバーを使うよりお得です。
コミネのメッシュシートカバーはそれ単体でクッション性能があるため、人によってはこれだけでも十分かもしれませんが、私はさらなる快適性が必要だったのでこのカバーにゲルクッションを挟み込みました。
組み合わせ方法
組み合わせは非常に簡単です。まずゲルクッションを適度なサイズにカットします。カットは普通のハサミで問題ありません。私は普通に4分の1サイズにしました。
次にシートカバーに挟むのですが、そもそもシートは二重構造になっており、隙間にカットしたクッションを突っ込むだけで、「ハニカムゲルクッション入りシートカバー」の完成です。
あとは、バイクシートにシートカバーを固定するだけで完了です。めちゃくちゃ簡単です。
使用感良好
シートカバーにハニカムゲルクッションの組み合わせはかなり優秀で、体に伝わる振動がかなり軽減されます。もちろんまったく疲れないわけではないですが、ぜんぜんマシになります。
まずはハニカムゲルクッションのみ購入して、日常生活で使ってみてください。それでクッションがどんな感じかわかりますし、これをバイクに付けられれば最高では、と感じてもらえると思います。
私は水がたまって湿ると嫌だなと思いましたので、カットしたゲルクッションをジップロック(Lサイズ)に入れて、それをシートカバーに挟み込んで使用しています。クッションは青色でシートやカバーの色と合わないのでめっちゃ目立つので、それが嫌な人は黒色の袋にいれるのもありだと思います。夏場は汗がやばいので通気性を重視してジップロックに入れずおこう考えています。季節ごとに運用方法を変えられることも組み合わせの利点です。
欠点はシートポジションが高くなるため、足つきが悪くなることです。まあ、シートクッション入れる場合は絶対この欠点は発生するので、シートクッション全般の欠点といってもいいと思います。対策としてはクッションを必要最低限のサイズにして、停止時のシートポジションにはクッションがこないようにすることです。慣れれば足つき性の悪化は大した問題ではなくなるので、サイズ大きめに作ってやっぱアカンとなったら調節してみてください。
最終的にシートカバー+ゲルクッションの組み合わせに対しての私の評価は、やって後悔はない、絶対おすすめ、です。
コミネのシートカバーサイズ
私はMサイズのシートカバーを使用しましたが、正直Lサイズでもよかったと思っています。むしろLサイズのほうがよかったです。一応XLサイズもありますが、おそらくタンデムシートまでカバーする用ですので、そこは各々の使用する状況から選択されるといいです。一応各サイズのリンクを貼ってきますので是非ご利用ください。
Mサイズ
Lサイズ
XLサイズ