初めに
今回は応援投資した電動アシスト自転車「XPLORER」が組み立て完了して、実際に乗ってみた感想を書いていきます。
組み立てや仕様変更点については別ページでまとめています。そちらに興味があれば下リンクよりどうぞ。
アシスト距離や重量、利点、欠点、コスパ、販売中の類似品など、私見を入れたまとめページは応援購入した時に作成しています。XPLPRERの詳細はMAKUAKEや下の前回ページをご覧ください。
では、使用感について書いていきます。
でかくて重い
わかってはいましたが自転車そのものはかなり大きいです。印象的に400ccか250ccのバイクくらいはあります。身長150cmよりと推奨身長が書いてありましたが、正直160cmはないときついのでは?
私、身長165cmなのですがサドルをほぼ最低状態にしても停止時は片足のつま先立ちです。
身長が低い人にはおすすめできません。
また、重量が25kgを超えるので折り畳みできようができまいが、自動車に積み込むことが超大変です。マジ重い。ただ、物理的には入りますよ、という感じですね。
バッテリーの鍵が曲者
バッテリーの鍵についてですが、この自転車は鍵を差した状態でないとアシストが有効になりません。バイクの鍵みたいに、電源ONの状態で鍵が抜けなくなります。クイックガイドでも同様の記載があり、その部分の説明図を抜粋しました。

(ちなみにバッテリー充電中の場合、電源OFFのキー状態でもディスプレイには電源が供給されました。)
えーっとこの仕様、めちゃめちゃ面倒なのでは?
自転車から離れる際はバッテリーキー抜きと防犯用の鍵つけをしなければならず、戻ってきたときはバッテリーキーをつけて、防犯用の鍵外しをしなければなりません。手間が1つ増えるね。
バッテリーキーは車体下側にあるため目視できないので、鍵を差すときは感覚でやんなきゃいけない。キーホルダーにまとめておくにも、差した状態でないとアシストが効かないので他の鍵と分離しないといけない。
面倒ですね。電源ONの時でも鍵は外れてくれよ。
一応、走行中に鍵が外れてなくなることはなかったです。
ただ、使ってみるとそんなに面倒でもなかったですし、分離式のキーホルダーを使えば問題はほぼ解消しました。分離式のキーホルダーについてはビットホルダーを使っています。またこの仕様でのメリットはあり、鍵を抜くと自動的に電源接続が切れるため、放電対策になります。
これらはホームセンターでも売っていますのですぐ入手することができます。複数持っておきたい場合はネットで買ったほうが安いと思います。
操作性は悪くない
ファットタイヤなので通常タイヤと比べて操作性に違いが出るかなと思いましたが、特に気をつけなきゃという感じはなかったです。
漕ぎ始めてすぐにアシストが効き始めるので車体の重さを感じさせませんし、ギアが最大であっても停止から発進は全然余裕でした。
HOLD ONというコンパクトなアシスト自転車を持っていますが、アシスト開始まで2、3漕ぎしてからやっと効くものだったので、素直に感動ものです。
電動アシストについて
アシストは5段階設定できますが、パワーが5段階に分かれているわけではなかったです。
アシスト介入できる最大速度を5段階設定できるもので、アシスト力そのものはどの段階でも変わらない感じでした。クイックガイドよりアシストについての抜粋を記載します。

ただ、アシスト力そのものは十分強く、平坦な道であれば最低レベルの1運用でまったく問題ないです。
坂道を上る場合は最大ギアで漕いでるとアシスト力が足りないと感じることがあり、ギアを落として対応する感じですね。
HOLD ONの場合、アシストは5段階でアシスト力の強弱に直結してました。通常は2か3、坂道の場合に5に設定すると平坦な道と同じくらいの力で登れます。
たぶんですけど、ギア変速が有るか無いかでアシストの思想が変わるんだなと感じました。実際のところどうなんでしょうか?
この自転車のディスプレイでアシスト出力の現在値が表示できたのでちょくちょく確認してみたところ、発進時や坂道ではかなりアシストしていましたが一定速で走行しているときはほとんどアシスト無しになっていました。それで重かった、疲れたかというとそんなことはまったくなかったです。
段差を乗り越える時とかちょっとした坂を上るような力がいる時はすぐにアシストされるので、疲れはしません。頭いいなこいつって感じですね。アシスト制御が最適化されている恩恵だと思いますがバッテリー残量は10kmほど走っても全然減らなかったです。HOLD ONだったらめちゃめちゃバッテリー減ります。
衝撃吸収性について
XPLORERは前後サスペンションとファットタイヤのため、衝撃や振動をかなり吸収してくれることを期待しました。タイヤの空気を普通に入れて走りましたが、結果からすると衝撃吸収性は十分ありました。サドルはちょっと固めのため柔らかいものに変更するか追加でカバーをつけると完璧だと思います。サドルサスペンションは高さが上がってしまうため、身長が低いと厳しいかもしれません。
ただ、リアサスペンションは効いてるのかわかりません。リア側のショックはほぼタイヤで吸収しているような気がします。
クッション性が足りないなと感じたら、タイヤの空気圧を少し低めにするといいかもしれません。
買ってよかったな
バッテリーの鍵の仕様が面倒だったり、アシストの段階がパワーの段階でないことだったり、サドルがちょっと固めであることなどありましたが、おおむね期待通りの性能で満足です。
コンパクトな電動アシスト自転車は可搬性、収納性が高く、アシスト力も坂道楽々なだけの能力がありますが、衝撃吸収性は低いのでそこそこの距離を走るには不都合があります。
高価格で、可搬性や収納性は低くなりますが、日常的に使おうと考えているのであれば快適に走れるという長所はかなり大きいものだと実感しています。
一般販売はまだしていないようですが、そのうちされると思いますのでよければ検討してみてもいいのではないでしょうか。一応、今購入可能な類似品についてもリンクを貼っておきます。